黒酢農法~作物だって健康志向~ <特許第4394785号(石山味噌醤油株式会社)>
「人に良ければ、植物にもきっと良い」そんな発想から黒酢農法は始まりました。
人の健康維持に役立つ玄米黒酢を、作物の健全生育・良品生産・減農薬や無農薬栽培に役立てようとする農法のことです。 新潟の石山味噌醤油㈱と新潟大学農学部の共同研究により、作物に対するさまざまな効果が解明されました。玄米黒酢の有効な利用法を農家とともに開発し、誠実で安心な作物づくりに役立てられています。
私は主として登熟の促進、食味の向上を目的として玄米黒酢を使用しています。原液を200倍の水に希釈して動力噴霧器で10アールに1回あたり約150~200リットル散布します。25年度散布時期回数7月~8月で5回 (7月28日、8月5日、8月12日、8月17日、28日に実施しました。)
安心な理由
黒酢農法で使用する玄米黒酢は、普段わたしたちが食用として、口にしているものと同じ商品が使われています。黒酢散布中に体にかかったとしても、少し酸味が感じられる程度で問題はありません。また、安心・安全の農業資材として、農林水産省より法律で定められた「特定農薬(特防除資材・防除目的のためにすべての作物に使用しても良い)」と指定されています。
玄米黒酢に含まれる代表的な有効成分
- 有機酸・・・・植物体内でエネルギー代謝を促進させ、殺菌効果も発揮します。
- アミノ酸・・・うまみを増す作用、組織を強くする作用、根の生長を助ける作用など、さまざまな種類のアミノ酸があります。
- ミネラル・・・各種ミネラル、特にカリウムはCO2(二酸化炭素)の取り込みを促進し、植物の生命活動である「光合成」を活発化させ、生育を促します。
黒酢農法の効果
根の生長を促進させ、枯れを少なくし、加えて病害抵抗性も上がるため、元気にしっかり育ちます。 稲作・・・米の粘り、甘みの増加。
玄米黒酢の詳細は、こちらでご覧ください。
放射性物質の測定
(依頼機関 財団法人新潟県環境衛生研究所) 新潟県燕市吉田東栄町8番13号
**取得日 平成23年8月29日**
地震、原子力発電所の事故により放射能汚染が懸念されている。私は国民の主食である米を生産販売しているがゆえに私の作った米が安心、安全なものであることを立証するために関係機関に検査依頼をいたしました。すでに空気中に散在しながらも呼吸し、汚染されているかもわからないのに食した野菜もある訳ですが、この地域は事故の中心地より遠方であるから大丈夫だろうぐらいに考えがちなわけですが、念のために早めに安心を得たいために収穫前の稲穂の検査をお願いしました。結果がわかるのは4日後ということです。
平成23年8月24日
第201104807-001-KAY-1号